愛犬のフード選びで「無添加」にこだわりたいと考える飼い主さんが増えています。大切な家族だからこそ、安全なものを食べさせたいという気持ちは当然のことです。
しかし「無添加」という言葉は実は曖昧で、何が無添加なのか、本当に安全なのか、パッケージの表示だけではわからないことも多いのが現実です。「無添加」の定義を正しく理解しないと、かえって栄養バランスの悪いフードを選んでしまうリスクもあります。
この記事では、本当に信頼できる無添加ドッグフードを10個厳選して紹介します。選び方のポイントもしっかり解説していますので、フード選びの参考にしてみてください。
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そもそも「無添加」って何が入ってないの?
まず知っておいていただきたいのが、「無添加=完全に添加物ゼロ」ではないということです。
ドッグフードで「無添加」と表記される場合、一般的に以下のようなものが入っていないことを指します。
- 着色料:赤色○号、黄色○号などのタール色素
- 合成保存料:BHA、BHT、エトキシキンなど
- 合成酸化防止剤:上記と同じく化学合成されたもの
- 人工香料:食いつきを良くするための化学的な香り付け
- 発色剤:亜硝酸ナトリウムなど
ただし、ビタミンやミネラルのサプリメント的な添加は栄養バランスのために必要で、これは「悪い添加物」とは別物です。ここを混同してしまうと、逆に栄養が偏ったフードを選んでしまうので注意してください。

避けるべき危険な添加物リスト
特に注意してほしいのが以下の添加物です。原材料表示にこれらが入っていたらおすすめできません。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール):酸化防止剤。発がん性が指摘されている。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン):同じく酸化防止剤。変異原性の報告あり。
エトキシキン:もともと農薬として開発された物質。日本のペットフードでも使用可能。
プロピレングリコール:保湿剤。猫には使用禁止だが犬にはOKという矛盾がある。
没食子酸プロピル:酸化防止剤。アレルギー反応を引き起こす可能性がある。
ペットフード安全法はありますが、人間の食品に比べると基準がかなり緩いのが現状です。飼い主が自分で原材料をチェックすることが大切です。
無添加ドッグフードの選び方4つのポイント
1. 主原料が肉or魚であること
原材料は配合量の多い順に記載されるルールです。一番最初に「チキン」「サーモン」「ラム」などの肉・魚が来ているものを選びましょう。「穀類」「コーンスターチ」などが先頭に来ているフードは、かさ増しの可能性が高いです。
2. 原材料の表記が具体的
「肉類」「動物性油脂」のようなざっくりした表記は要注意です。何の肉なのか、何の油脂なのかわからないフードは信頼性が低いと言えます。「鶏肉」「サーモンオイル」のように具体的に書いてあるものを選びましょう。
3. 酸化防止にはナチュラルなものを
ドッグフードは油脂を含むため、酸化防止剤は必要不可欠です。しかし化学合成のものではなく、ローズマリー抽出物やビタミンE(ミックストコフェロール)などの天然由来のものなら安心です。
4. 第三者機関の検査を受けている
自社で「安全です」と言っているだけでなく、第三者機関による残留農薬検査や放射能検査を実施しているメーカーは信頼できます。公式サイトで検査結果を公表しているかチェックしてみましょう。

無添加ドッグフードおすすめ10選
1. このこのごはん
国産の無添加ドッグフードで、小型犬向けに特化しているのが特徴です。鶏肉のささみとレバーが主原料で、食いつきの良さにも定評があります。涙やけや体臭ケアに着目して作られており、オイルコーティングなしなのも嬉しいポイントです。
2. モグワン
チキンとサーモンを56.5%使用した高タンパクフードです。ヒューマングレードの食材を使用し、着色料・香料不使用です。グレインフリーなのでアレルギー持ちの子にも対応できます。全犬種・全年齢対応の万能選手です。
3. カナガン
イギリス産のグレインフリーフードです。放し飼いチキンを主原料にしており、肉の含有量が60%以上です。欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準を満たした工場で製造されており、品質管理の徹底ぶりはトップクラスです。
4. UMAKA(うまか)
九州産の華味鳥を主原料にした国産フードです。もともと水炊き料亭で使われている高品質な鶏肉を使っているのが最大の特徴です。ビフィズス菌とオリゴ糖を配合しており、腸内環境にも配慮されています。
5. ナチュロル
国産の総合栄養食で、牛・鶏・馬・魚の4種類の生肉を使用しています。世界初の安定・持続型ビタミンCを配合しているのがユニークなポイントです。グレイン&グルテンフリーで、添加物は一切不使用です。
6. アランズナチュラルドッグフード
原材料わずか9種類というシンプルさが最大の特徴です。余計なものを一切入れない「ナチュラルフィーディング」の考え方に基づいています。ラム肉がメインで、アレルギーリスクが低いのも魅力です。

7. ポンポンデリ
獣医師監修の国産フードです。鶏肉を主原料に、腸活に注目した配合が特徴です。小型犬に特化しており、小粒で食べやすい形状です。乳酸菌やフラクトオリゴ糖を配合して、お腹の調子をサポートしてくれます。
8. ヤムヤムヤム
GREEN DOGが手がける国産無添加フードです。宮崎県産の若鶏を使用し、かつお節の風味が食いつきを高めてくれます。ドライタイプとやわらかタイプの2種類があり、愛犬の好みに合わせて選べるのが便利です。
9. ドッグフード工房
自社工場で手作りに近い製法で作っている国産フードです。馬肉・鶏肉・野菜を低温でじっくり乾燥させるノンオイルコーティング製法を採用しています。添加物はもちろん、小麦も不使用です。アレルギーに悩む子の飼い主さんから支持されています。
10. ペトコトフーズ
獣医栄養学専門医が開発したフレッシュフードです。ビーフ・チキン・ポーク・フィッシュの4種類から選べて、冷凍で届くため保存料が不要です。手作りごはんに最も近いフードと言えるかもしれません。コストは高めですが、品質は間違いありません。
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国産vs海外産、どっちが安全?
「国産の方が安全でしょう?」と思いがちですが、実はそう単純ではありません。
ペットフードの安全基準は、EUやイギリスの方が日本より厳しい部分もあります。例えばFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準は、原材料の調達から製造工程まで非常に細かく管理されています。
「国産だから安心」「海外産だから危険」という考え方は避けましょう。大事なのは原材料の透明性と製造工程の信頼性です。どこ産かではなく、中身で判断することが重要です。
無添加フードに切り替えるときの注意点
新しいフードに変えるときは、必ず1〜2週間かけて徐々に切り替えてください。いきなり全量を変えると、お腹を壊す原因になります。
切り替えスケジュールの目安
1〜3日目:新しいフード25% + 今までのフード75%
4〜6日目:新しいフード50% + 今までのフード50%
7〜9日目:新しいフード75% + 今までのフード25%
10日目以降:新しいフード100%
切り替え中にうんちの状態が悪くなったら、ペースを落として様子を見てください。
まとめ:愛犬の体に合った無添加フードを見つけよう
無添加ドッグフード選びで一番大事なのは、「愛犬の体に合っているかどうか」です。いくら高品質でも、食べてくれなかったりお腹を壊したりしたら意味がありません。
今回紹介した10選の中から、まずは少量パックやお試しセットで試してみるのがおすすめです。愛犬が喜んで食べてくれて、うんちの状態も良ければ、それがベストフードです。

参考リンク:
農林水産省 ペットフード安全法
一般社団法人ペットフード協会
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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