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犬2匹・猫1匹の多頭飼い歴8年。ペットフードアドバイザー。「ペットも家族!」をモットーに、飼い主さんの悩みに寄り添う情報を発信しています。
飼い主さんなら分かると思うんですけど、ドッグフード選びって本当に沼なんですよね。
うちの子たちも好みがバラバラで、片方が喜んで食べるフードをもう片方は見向きもしない…なんてことが日常茶飯事。ペットフードアドバイザーとして8年間いろんなフードを試してきた私が、正直な感想だけでランキングを作りました。
「広告で見かけるあのフードって本当にいいの?」「原材料の見方がわからない」「うちの子の年齢に合うフードはどれ?」そんな疑問を全部解決できる記事にしたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ドッグフードの選び方|失敗しないための5つのチェックポイント
ランキングの前に、まずはフード選びの基本を押さえておきましょう。ここを知っておくだけで、パッケージの裏側を見る目がガラッと変わりますよ。
チェック1:原材料の最初に「肉」か「魚」が書いてあるか
ドッグフードの原材料は、含有量が多い順に記載されています。最初に「チキン」「サーモン」「ラム」などの動物性タンパク質が来ているものを選ぶのが大前提。
逆に「穀類」「コーングルテンミール」「小麦粉」が先頭に来ているフードは、コストを下げるためにかさ増ししている可能性が高いです。犬は本来肉食寄りの雑食動物。メインのタンパク源がしっかり肉や魚であることは絶対に確認してほしいポイントです。
チェック2:危険な添加物が入っていないか
特に避けたいのが以下の添加物です。
- BHA・BHT・エトキシキン:人工酸化防止剤。発がん性が指摘されているものもあります
- 赤色○号・黄色○号:着色料。犬は色で食べ物を選ばないので完全に不要
- プロピレングリコール:半生タイプに使われることがある保湿剤
- ソルビン酸カリウム:保存料の一種
正直、記事執筆時点で販売されている有名メーカーのフードはかなり改善されてきていますが、格安フードにはまだ使われていることがあるので要チェックです。
チェック3:「○○ミール」の正体を見極める
「チキンミール」「ミートミール」という原材料名をよく見かけますよね。これ、同じ「ミール」でも中身が全然違います。
「チキンミール」のように動物の種類が明記されているものは、その動物の肉を乾燥・粉砕したもので問題ありません。でも「ミートミール」「肉類副産物」のように何の動物か不明なものは、品質にばらつきがある可能性があるので避けた方が無難です。
チェック4:愛犬のライフステージに合っているか
ドッグフードは大きく分けて以下の4つのライフステージ向けに作られています。
- パピー用(子犬):高タンパク・高カロリーで成長をサポート
- アダルト用(成犬):バランスの取れた栄養設計
- シニア用(高齢犬):低カロリー・関節サポート成分配合
- オールステージ対応:全年齢OK。給餌量で調整するタイプ
うちは2匹とも成犬だけど年齢が違うので、オールステージ対応のフードを使うことも多いです。給餌量の調整だけで対応できるのはラクですよ。
チェック5:続けられる価格帯か
これ、意外と大事。どんなに良いフードでも、続けられなければ意味がありません。
小型犬なら月3,000~5,000円、中型犬で5,000~8,000円、大型犬だと8,000~15,000円くらいが一般的な目安。「ちょっと高いけど頑張れば…」くらいの価格帯がベストです。無理して高級フードを買って途中でやめるより、そこそこ良いフードを長く続ける方がワンちゃんの体にはいいですからね。
ドッグフードおすすめランキングTOP10|本音レビュー付き
それではお待たせしました!実際に試した経験と、原材料・安全性・食いつき・コスパを総合的に評価したランキングを発表します。
第1位:モグワン
総合評価:★★★★★
正直に言うと、うちの子たちが一番食いつきが良かったのがモグワンです。チキンとサーモンが主原料で、全体の50%以上が動物性タンパク質。グレインフリー(穀物不使用)で、人工添加物も不使用。
ヒューマングレードの原材料を使っているのもポイント高いですね。「人間が食べられるレベルの食材を使っている」ということです。
- 主原料:チキン&サーモン(56%)
- 特徴:グレインフリー、人工添加物不使用、ヒューマングレード
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:1.8kg 約4,000~5,000円
小粒なので小型犬も食べやすく、うちのトイプードルもバクバク食べてます。ただ、独特の匂いがあるので、最初は「えっ」と思う飼い主さんもいるかも。でもワンちゃんにとっては、あの匂いがたまらないみたいです。
第2位:カナガン
総合評価:★★★★★
イギリス発の高品質フードで、チキンが主原料の60%を占めています。モグワンと同じくグレインフリーで、サツマイモやエンドウ豆で炭水化物を補給する設計。
- 主原料:放し飼いチキン(60%)
- 特徴:グレインフリー、高タンパク、関節サポート成分配合
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:2kg 約4,000~5,000円
グルコサミンとコンドロイチンが配合されているので、関節ケアが気になるシニア犬にもおすすめ。うちの子はモグワンとカナガンをローテーションで与えることもあります。飽き防止にもなるし、栄養の偏りも防げて一石二鳥。
第3位:ロイヤルカナン
総合評価:★★★★☆
獣医師の推奨率が非常に高いフード。動物病院で勧められた経験がある飼い主さんも多いんじゃないでしょうか。犬種別・サイズ別・年齢別のラインナップが圧倒的に豊富で、「うちの子にピッタリ」のフードが見つかりやすいのが最大の強みです。
- 主原料:製品により異なる(チキン、米など)
- 特徴:犬種別ラインナップ豊富、獣医師推奨、療法食あり
- 対応:犬種・サイズ・年齢別に多数展開
- 価格目安:3kg 約3,500~5,500円(製品による)
ただし、穀物や人工添加物を使用している製品もあるのでそこは好みが分かれるところ。個人的には「療法食」のラインナップが本当に助かっていて、うちの子がお腹を壊したときに獣医さんから処方されたロイヤルカナンの消化器サポートには救われました。
第4位:ニュートロ ナチュラルチョイス
総合評価:★★★★☆
「自然素材にこだわりたいけど、コスパも大事」という飼い主さんに推したいのがニュートロ。厳選された自然素材を使い、人工酸化防止剤・着色料・化学合成物不使用。それでいてホームセンターでも手に入る手軽さが魅力です。
- 主原料:チキン(ラム、鹿肉などのバリエーションも)
- 特徴:自然素材使用、入手しやすい、コスパ良好
- 対応:小型犬~大型犬、パピー~シニア
- 価格目安:3kg 約3,000~4,000円
スーパーやホームセンターで買えるフードの中では、品質の高さがトップクラスだと思います。「ネット通販は面倒」「すぐに買い足したい」という人にはめちゃくちゃ便利。
第5位:このこのごはん
総合評価:★★★★☆
国産ドッグフードの中で、個人的に一番おすすめしたいのがこれ。鶏肉のささみと鹿肉、まぐろを主原料に使った、小型犬向けの国産フードです。小麦グルテンフリーで、乳酸菌も配合されています。
- 主原料:鶏肉ささみ、鹿肉、まぐろ
- 特徴:国産、小麦グルテンフリー、乳酸菌配合、涙やけ対策
- 対応:全犬種・全年齢(特に小型犬向け)
- 価格目安:1kg 約3,500円
涙やけや毛並みの改善を実感したという口コミが多くて、うちの子も1ヶ月くらい続けたあたりから毛のツヤが良くなった気がします。ただ、グラム単価はやや高めなので、大型犬だとコスト的に厳しいかも。
第6位:アカナ
総合評価:★★★★☆
カナダ産のプレミアムフードで、「生物学的に適正」をコンセプトに犬本来の食事に近い栄養バランスを目指しています。肉類の含有率が非常に高く(60~70%)、地元カナダの新鮮な食材を使用。
- 主原料:放し飼い鶏肉、天然魚など(製品による)
- 特徴:肉類含有率60~70%、カナダ産新鮮食材、グレインフリー
- 対応:犬種サイズ別、ライフステージ別に展開
- 価格目安:2kg 約5,000~6,500円
「とにかく原材料の質にこだわりたい」という方には最適。ただ、高タンパクなので、腎臓に不安がある子やシニア犬は獣医さんに相談してから使った方が安心です。
第7位:オリジン
総合評価:★★★★☆
アカナの姉妹ブランドで、さらに肉類含有率が高い(80~85%)超プレミアムフード。「犬の祖先であるオオカミの食事に近い栄養構成」を目指した、まさに肉食寄りのフードです。
- 主原料:新鮮鶏肉、七面鳥、天然魚など(複数の動物性タンパク源)
- 特徴:肉類含有率80~85%、5種類以上の新鮮肉使用、グレインフリー
- 対応:全犬種・ライフステージ別
- 価格目安:2kg 約6,000~7,500円
品質は文句なし。でもお値段もなかなかのもので、大型犬の飼い主さんだと月のフード代がかなりの額になります。小型犬ならそこまで負担にならないので、予算に余裕がある方はぜひ試してみてほしいです。
第8位:ブッチ
総合評価:★★★★☆
ちょっと変わり種で、ウェットフード(チルドタイプ)のブッチ。ニュージーランド産の肉類を最大92%使用した、生肉に近い食感のフードです。
- 主原料:ビーフ、ラム、チキンなど(最大92%)
- 特徴:ウェットタイプ、高水分、無添加、嗜好性が非常に高い
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:800g 約1,400~1,600円
食いつきの良さは今回紹介する中でダントツです。食欲が落ちている子やシニア犬のトッピングとしても優秀。うちでは「ご褒美デー」に出すと、もう大興奮で待ちきれない感じになります。ただ、メインフードとして毎日使うとコストがかなりかかるので、トッピングやローテーションの一つとして使うのが現実的かな。
第9位:ヒルズ サイエンス・ダイエット
総合評価:★★★☆☆
ロイヤルカナンと並んで獣医師推奨率の高いブランド。科学的根拠に基づいた栄養設計が特徴で、特に体重管理や消化器系のケアに強みがあります。
- 主原料:チキン、ラムなど(製品による)
- 特徴:獣医師推奨、科学的栄養設計、療法食ラインあり
- 対応:サイズ別・年齢別に豊富なラインナップ
- 価格目安:3kg 約3,000~4,500円
正直、食いつきはプレミアムフードに比べると控えめな印象。でも栄養バランスの信頼性は折り紙つきで、「フードで冒険したくない」「獣医さんの推奨に従いたい」という堅実派の飼い主さんには安心して勧められます。
第10位:ピュリナ ワン
総合評価:★★★☆☆
「品質と価格のバランスが良いフードを探している」という方にはピュリナ ワン。ネスレグループが手がけるブランドで、スーパーやドラッグストアで手軽に買えるのが魅力です。
- 主原料:チキン、ターキーなど
- 特徴:入手しやすい、価格が手頃、ラインナップ豊富
- 対応:サイズ別・年齢別に多数展開
- 価格目安:2.1kg 約1,500~2,000円
プレミアムフードと比較すると原材料の質では見劣りする部分もありますが、この価格帯では頑張っている方だと思います。「まずは手の出しやすいフードから試したい」という入門用としてはアリ。うちでも一時期使っていましたが、特に体調不良などはなかったですよ。
年齢別・ドッグフードの選び方ガイド
「ランキングは分かったけど、うちの子にはどれがいいの?」という方のために、年齢別のおすすめを整理しますね。
子犬(パピー)期:生後2ヶ月~1歳ごろ
成長期の子犬は、とにかく高タンパク・高カロリーが必要。体の基礎を作る大事な時期なので、ここはケチらずに良質なフードを与えたいところです。
おすすめ:モグワン、カナガン(どちらもオールステージ対応で子犬にも安心)
子犬の胃は小さいので、1日3~4回に分けて少量ずつ与えるのがコツ。最初はぬるま湯でふやかしてあげると食べやすくなります。
成犬期:1歳~7歳ごろ
成犬になったら、活動量と体型に合わせたフード選びがポイント。太り気味の子にはカロリー控えめのフードを、活発な子にはしっかり高タンパクのフードを。
おすすめ:ニュートロ、アカナ、このこのごはん
成犬になったら1日2回の食事が基本。おやつをあげすぎてフードの量が減ってしまわないように注意してください。おやつは1日の総摂取カロリーの10%以内が理想です。
シニア期:7歳以上
シニアになると代謝が落ちるので、若い頃と同じ量を食べていると太りやすくなります。関節ケアや消化器系のサポートが入ったフードを選ぶと安心。
おすすめ:カナガン(関節サポート成分配合)、ロイヤルカナン(シニア専用あり)、ヒルズ
食欲が落ちてきた場合は、ブッチのようなウェットフードをトッピングするのも効果的。水分補給にもなるので一石二鳥です。
原材料表示の正しい読み方|パッケージ裏を見るクセをつけよう
フード選びで最も大事なのは、パッケージ裏の原材料表示を自分の目で確認すること。ここでは読み方のコツを紹介します。
原材料は含有量順に記載されている
日本のペットフード安全法(農林水産省)により、原材料は含有量が多い順に記載することが義務付けられています。最初の3つが特に重要で、ここに良質な動物性タンパク源が入っているかどうかをまずチェック。
「成分分析値」の見方
パッケージには「粗タンパク質○%以上」「粗脂肪○%以上」といった成分分析値も記載されています。一般的な目安は以下の通り。
- 粗タンパク質:25%以上が理想(成犬の場合)
- 粗脂肪:10~15%程度(太り気味の子は低めを選ぶ)
- 粗繊維:3~5%程度(便通を整える役割)
- 水分:ドライフードなら10%以下
「総合栄養食」の表示があるか確認
ドッグフードには「総合栄養食」「間食」「その他の目的食」などの分類があります。メインの食事にするなら必ず「総合栄養食」と記載されているものを選んでください。一般社団法人ペットフード協会が定める基準を満たしたものだけがこの表示を使えます。
ドッグフードの切り替え方|急に変えるのはNG
新しいフードに変えるとき、いきなり全量を変えてしまうとお腹を壊す原因になります。飼い主さんなら分かると思うんですけど、ワンちゃんのお腹って意外とデリケートなんですよね。
7~10日間かけて徐々に切り替える
おすすめの切り替えスケジュールはこちら。
- 1~2日目:新フード25% + 旧フード75%
- 3~4日目:新フード50% + 旧フード50%
- 5~6日目:新フード75% + 旧フード25%
- 7日目以降:新フード100%
切り替え中に便がゆるくなったり、食いつきが悪くなったりした場合は、一つ前の割合に戻してもう少しゆっくり進めてみてください。
切り替え中にチェックすべきポイント
- 便の状態(硬さ・色・回数)
- 食いつきの変化
- 皮膚や被毛の状態
- 元気の有無、活動量
うちの子たちもフードを変えると最初の2~3日はちょっと便がゆるくなることがあるけど、1週間くらいで落ち着くことがほとんど。2週間以上続く場合は体に合っていない可能性があるので、別のフードを検討した方がいいかもしれません。
よくある質問|ドッグフード選びのQ&A
Q. グレインフリーって本当にいいの?
正直、ここは賛否両論あります。穀物アレルギーの子には間違いなくグレインフリーが良い選択。でも、すべての犬にグレインフリーが必要かと言われると、そうとも限りません。
穀物自体は犬にとって消化できない食材ではなく、エネルギー源として有用です。「グレインフリー=高品質」と短絡的に考えるのではなく、原材料全体のバランスで判断するのがおすすめ。
Q. ドライフードとウェットフード、どっちがいい?
基本的にはドライフードをメインにして、ウェットフードはトッピングやご褒美として使うのがバランスが良いです。ドライフードには歯石の付着を抑える効果もありますし、保存性や価格面でもメリットがあります。
ただ、シニア犬や食欲が落ちている子、水をあまり飲まない子にはウェットフードの水分量が役立つこともあるので、状況に応じて使い分けるのがベストです。
Q. 手作りごはんの方が安全?
愛情がこもっているのは間違いないけど、栄養バランスを完璧に整えるのは正直かなり難しいです。特にカルシウムとリンのバランス、必須脂肪酸、ビタミン類は不足しがち。手作りをするなら、獣医栄養学の専門家に相談するか、総合栄養食のドッグフードと併用するのが安心です。
Q. フードの保存方法は?
ドライフードは開封後1ヶ月以内に使い切るのが理想。高温多湿を避けて、密封できる容器に移すのがベスト。うちではフードストッカーを使って、1食分ずつ小分けにしています。酸化すると風味が落ちて食いつきが悪くなるし、栄養価も下がるので、保存はしっかりと。
まとめ|愛犬に合ったフードは「試して見つける」が正解
ランキングで10個のフードを紹介しましたが、正直に言うと「このフードが絶対正解」というものはありません。犬にも個性があるし、体質も好みもバラバラ。
大事なのは、原材料をしっかりチェックした上で、実際に愛犬に食べさせてみて反応を見ること。便の状態、食いつき、毛並み、元気の度合い。数週間~1ヶ月くらい続けてみて、トータルで判断してあげてください。
うちの子たちも8年間でいろんなフードを試して、今の「モグワン&カナガンのローテーション」に落ち着きました。飼い主さんなら分かると思うんですけど、愛犬がおいしそうに食べてる姿って本当に幸せなんですよね。あなたの愛犬にぴったりのフードが見つかることを願っています。
※記事内で紹介した価格は記事執筆時点のものです。最新の価格は農林水産省のペットフード安全法関連ページや各メーカーの公式サイトでご確認ください。
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