ドッグフード選びは、愛犬の健康を左右する非常に重要なテーマです。しかし種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまう飼い主さんは少なくないでしょう。
フード選びで最も大切なのは、パッケージ裏の原材料表示を自分の目で確認することです。広告のイメージだけで判断するのではなく、原材料の品質、安全性、そして愛犬の食いつきを総合的に見て選ぶことが重要です。
この記事では、ドッグフードの正しい選び方から、おすすめの10商品を本音レビュー付きで紹介します。年齢別の選び方ガイドやフードの切り替え方まで網羅していますので、フード選びの参考にしてください。

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ドッグフードの選び方|失敗しないための5つのチェックポイント
ランキングの前に、まずはフード選びの基本を押さえておきましょう。ここを知っておくだけで、パッケージの裏側を見る目がガラッと変わります。
チェック1:原材料の最初に「肉」か「魚」が書いてあるか
ドッグフードの原材料は、含有量が多い順に記載されています。最初に「チキン」「サーモン」「ラム」などの動物性タンパク質が来ているものを選ぶのが大前提です。
逆に「穀類」「コーングルテンミール」「小麦粉」が先頭に来ているフードは、コストを下げるためにかさ増ししている可能性が高いです。犬は本来肉食寄りの雑食動物ですので、メインのタンパク源が肉や魚であることは必ず確認してください。
チェック2:危険な添加物が入っていないか
特に避けたい添加物は以下の通りです。
- BHA・BHT・エトキシキン:人工酸化防止剤。発がん性が指摘されているものもある
- 赤色○号・黄色○号:着色料。犬は色で食べ物を選ばないので完全に不要
- プロピレングリコール:半生タイプに使われることがある保湿剤
- ソルビン酸カリウム:保存料の一種
有名メーカーのフードはかなり改善されてきていますが、格安フードにはまだ使われていることがあるため要チェックです。
チェック3:「○○ミール」の正体を見極める
「チキンミール」のように動物の種類が明記されているものは、その動物の肉を乾燥・粉砕したもので問題ありません。しかし「ミートミール」「肉類副産物」のように何の動物か不明なものは、品質にばらつきがある可能性があるため避けた方が無難です。
チェック4:愛犬のライフステージに合っているか
- パピー用(子犬):高タンパク・高カロリーで成長をサポート
- アダルト用(成犬):バランスの取れた栄養設計
- シニア用(高齢犬):低カロリー・関節サポート成分配合
- オールステージ対応:全年齢OK。給餌量で調整するタイプ
チェック5:続けられる価格帯か
どんなに良いフードでも、続けられなければ意味がありません。小型犬なら月3,000〜5,000円、中型犬で5,000〜8,000円、大型犬だと8,000〜15,000円くらいが一般的な目安です。無理して高級フードを買って途中でやめるより、そこそこ良いフードを長く続ける方が愛犬の体には良いでしょう。

ドッグフードおすすめランキングTOP10|本音レビュー付き
原材料・安全性・食いつき・コスパを総合的に評価したランキングを紹介します。
第1位:モグワン
総合評価:★★★★★
チキンとサーモンが主原料で、全体の50%以上が動物性タンパク質です。グレインフリー(穀物不使用)で人工添加物も不使用。ヒューマングレードの原材料を使用しているのもポイントが高いです。
- 主原料:チキン&サーモン(56%)
- 特徴:グレインフリー、人工添加物不使用、ヒューマングレード
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:1.8kg 約4,000〜5,000円
小粒なので小型犬も食べやすい設計です。独特の匂いがありますが、ワンちゃんにとってはその匂いが食欲をそそるようです。食いつきの良さで多くの飼い主さんから支持されています。
第2位:カナガン
総合評価:★★★★★
イギリス発の高品質フードで、チキンが主原料の60%を占めています。グレインフリーで、サツマイモやエンドウ豆で炭水化物を補給する設計です。
- 主原料:放し飼いチキン(60%)
- 特徴:グレインフリー、高タンパク、関節サポート成分配合
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:2kg 約4,000〜5,000円
グルコサミンとコンドロイチンが配合されているため、関節ケアが気になるシニア犬にもおすすめです。モグワンとローテーションで与えると、飽き防止と栄養の偏り防止の両方に効果的です。
第3位:ロイヤルカナン
総合評価:★★★★☆
獣医師の推奨率が非常に高いフードです。犬種別・サイズ別・年齢別のラインナップが圧倒的に豊富で、愛犬にピッタリのフードが見つかりやすいのが最大の強みです。
- 主原料:製品により異なる(チキン、米など)
- 特徴:犬種別ラインナップ豊富、獣医師推奨、療法食あり
- 対応:犬種・サイズ・年齢別に多数展開
- 価格目安:3kg 約3,500〜5,500円(製品による)
穀物や人工添加物を使用している製品もあるため、そこは好みが分かれるところです。ただし「療法食」のラインナップは非常に充実しており、体調を崩した際に獣医師から処方される場面で大いに活躍します。
第4位:ニュートロ ナチュラルチョイス
総合評価:★★★★☆
自然素材にこだわりながらもコスパが良く、ホームセンターでも手に入る手軽さが魅力のフードです。
- 主原料:チキン(ラム、鹿肉などのバリエーションも)
- 特徴:自然素材使用、入手しやすい、コスパ良好
- 対応:小型犬〜大型犬、パピー〜シニア
- 価格目安:3kg 約3,000〜4,000円
スーパーやホームセンターで購入できるフードの中では、品質の高さがトップクラスです。「ネット通販は面倒」「すぐに買い足したい」という方に非常に便利です。

第5位:このこのごはん
総合評価:★★★★☆
国産ドッグフードの中でもおすすめ度が高い製品です。鶏肉のささみと鹿肉、まぐろを主原料に使った小型犬向けの国産フードです。
- 主原料:鶏肉ささみ、鹿肉、まぐろ
- 特徴:国産、小麦グルテンフリー、乳酸菌配合、涙やけ対策
- 対応:全犬種・全年齢(特に小型犬向け)
- 価格目安:1kg 約3,500円
涙やけや毛並みの改善を実感したという口コミが多い製品です。ただしグラム単価はやや高めのため、大型犬だとコスト面で厳しい場合があります。
第6位:アカナ
総合評価:★★★★☆
カナダ産のプレミアムフードで、「生物学的に適正」をコンセプトに犬本来の食事に近い栄養バランスを目指しています。
- 主原料:放し飼い鶏肉、天然魚など(製品による)
- 特徴:肉類含有率60〜70%、カナダ産新鮮食材、グレインフリー
- 対応:犬種サイズ別、ライフステージ別に展開
- 価格目安:2kg 約5,000〜6,500円
原材料の質にとことんこだわりたい方に最適です。ただし高タンパクのため、腎臓に不安がある子やシニア犬は獣医師に相談してから使用することをおすすめします。
第7位:オリジン
総合評価:★★★★☆
アカナの姉妹ブランドで、肉類含有率が80〜85%の超プレミアムフードです。
- 主原料:新鮮鶏肉、七面鳥、天然魚など(複数の動物性タンパク源)
- 特徴:肉類含有率80〜85%、5種類以上の新鮮肉使用、グレインフリー
- 対応:全犬種・ライフステージ別
- 価格目安:2kg 約6,000〜7,500円
品質は文句なしですが、価格もそれなりに高額です。小型犬ならそこまで負担にならないため、予算に余裕がある方はぜひ試してみてください。
第8位:ブッチ
総合評価:★★★★☆
ウェットフード(チルドタイプ)のブッチは、ニュージーランド産の肉類を最大92%使用した生肉に近い食感のフードです。
- 主原料:ビーフ、ラム、チキンなど(最大92%)
- 特徴:ウェットタイプ、高水分、無添加、嗜好性が非常に高い
- 対応:全犬種・全年齢対応
- 価格目安:800g 約1,400〜1,600円
食いつきの良さは今回紹介する中でもトップクラスです。食欲が落ちている子やシニア犬のトッピングとしても優秀です。ただしメインフードとして毎日使うとコストがかかるため、トッピングやローテーションの一つとして活用するのが現実的です。
第9位:ヒルズ サイエンス・ダイエット
総合評価:★★★☆☆
ロイヤルカナンと並んで獣医師推奨率の高いブランドです。科学的根拠に基づいた栄養設計が特徴で、体重管理や消化器系のケアに強みがあります。
- 主原料:チキン、ラムなど(製品による)
- 特徴:獣医師推奨、科学的栄養設計、療法食ラインあり
- 対応:サイズ別・年齢別に豊富なラインナップ
- 価格目安:3kg 約3,000〜4,500円
食いつきはプレミアムフードに比べると控えめな印象ですが、栄養バランスの信頼性は非常に高いです。「フードで冒険したくない」「獣医師の推奨に従いたい」という堅実派の飼い主さんに安心しておすすめできます。
第10位:ピュリナ ワン
総合評価:★★★☆☆
品質と価格のバランスが良く、スーパーやドラッグストアで手軽に買えるのが魅力のフードです。
- 主原料:チキン、ターキーなど
- 特徴:入手しやすい、価格が手頃、ラインナップ豊富
- 対応:サイズ別・年齢別に多数展開
- 価格目安:2.1kg 約1,500〜2,000円
プレミアムフードと比較すると原材料の質では見劣りする部分もありますが、この価格帯では頑張っている製品です。「まずは手の出しやすいフードから試したい」という入門用としては十分な選択肢です。
年齢別・ドッグフードの選び方ガイド
子犬(パピー)期:生後2ヶ月〜1歳ごろ
成長期の子犬は、高タンパク・高カロリーが必要です。体の基礎を作る大切な時期ですので、良質なフードを選びましょう。
おすすめ:モグワン、カナガン(どちらもオールステージ対応で子犬にも安心)
子犬の胃は小さいため、1日3〜4回に分けて少量ずつ与えるのがコツです。最初はぬるま湯でふやかしてあげると食べやすくなります。
成犬期:1歳〜7歳ごろ
成犬になったら、活動量と体型に合わせたフード選びがポイントです。太り気味の子にはカロリー控えめのフードを、活発な子にはしっかり高タンパクのフードを選びましょう。
おすすめ:ニュートロ、アカナ、このこのごはん
成犬になったら1日2回の食事が基本です。おやつのあげすぎでフードの量が減ってしまわないように注意しましょう。おやつは1日の総摂取カロリーの10%以内が理想です。
シニア期:7歳以上
シニアになると代謝が落ちるため、若い頃と同じ量を食べていると太りやすくなります。関節ケアや消化器系のサポートが入ったフードを選ぶと安心です。
おすすめ:カナガン(関節サポート成分配合)、ロイヤルカナン(シニア専用あり)、ヒルズ
食欲が落ちてきた場合は、ブッチのようなウェットフードをトッピングするのも効果的です。水分補給にもなるため一石二鳥です。
原材料表示の正しい読み方
原材料は含有量順に記載されている
日本のペットフード安全法(農林水産省)により、原材料は含有量が多い順に記載することが義務付けられています。最初の3つが特に重要で、ここに良質な動物性タンパク源が入っているかどうかをまずチェックしましょう。
「成分分析値」の見方
- 粗タンパク質:25%以上が理想(成犬の場合)
- 粗脂肪:10〜15%程度(太り気味の子は低めを選ぶ)
- 粗繊維:3〜5%程度(便通を整える役割)
- 水分:ドライフードなら10%以下
「総合栄養食」の表示があるか確認
メインの食事にするなら必ず「総合栄養食」と記載されているものを選んでください。一般社団法人ペットフード協会が定める基準を満たしたものだけがこの表示を使えます。
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ドッグフードの切り替え方
新しいフードに変えるとき、いきなり全量を変えてしまうとお腹を壊す原因になります。7〜10日間かけて徐々に切り替えるのが基本です。
おすすめの切り替えスケジュール
- 1〜2日目:新フード25% + 旧フード75%
- 3〜4日目:新フード50% + 旧フード50%
- 5〜6日目:新フード75% + 旧フード25%
- 7日目以降:新フード100%
切り替え中に便がゆるくなったり食いつきが悪くなったりした場合は、一つ前の割合に戻してもう少しゆっくり進めてみてください。
便のゆるみが2週間以上続く場合は、そのフードが体に合っていない可能性があります。別のフードを検討するか、獣医師に相談してください。
よくある質問|ドッグフード選びのQ&A
Q. グレインフリーって本当にいいの?
穀物アレルギーの子には間違いなくグレインフリーが良い選択です。ただし、すべての犬にグレインフリーが必要かと言われるとそうとも限りません。穀物自体は犬にとって消化できない食材ではなく、エネルギー源として有用です。「グレインフリー=高品質」と短絡的に考えるのではなく、原材料全体のバランスで判断しましょう。
Q. ドライフードとウェットフード、どっちがいい?
基本的にはドライフードをメインにして、ウェットフードはトッピングやご褒美として使うのがバランスが良いです。ドライフードには歯石の付着を抑える効果もありますし、保存性や価格面でもメリットがあります。ただし、シニア犬や食欲が落ちている子にはウェットフードの水分量が役立つこともあるため、状況に応じて使い分けるのがベストです。
Q. 手作りごはんの方が安全?
愛情がこもっているのは間違いありませんが、栄養バランスを完璧に整えるのはかなり難しいです。特にカルシウムとリンのバランス、必須脂肪酸、ビタミン類は不足しがちです。手作りをする場合は、獣医栄養学の専門家に相談するか、総合栄養食のドッグフードと併用するのが安心です。
Q. フードの保存方法は?
ドライフードは開封後1ヶ月以内に使い切るのが理想です。高温多湿を避けて、密封できる容器に移して保存しましょう。酸化すると風味が落ちて食いつきが悪くなるだけでなく、栄養価も低下します。

まとめ|愛犬に合ったフードは「試して見つける」が正解
ランキングで10個のフードを紹介しましたが、「このフードが絶対正解」というものはありません。犬にも個性があり、体質も好みもそれぞれ異なります。
大切なのは、原材料をしっかりチェックした上で、実際に愛犬に食べさせてみて反応を見ることです。便の状態、食いつき、毛並み、元気の度合い。数週間〜1ヶ月くらい続けてみて、トータルで判断してあげてください。
愛犬がおいしそうに食べている姿は、飼い主にとって何よりの幸せです。あなたの愛犬にぴったりのフードが見つかることを願っています。
※記事内で紹介した価格は記事執筆時点のものです。最新の価格は各メーカーの公式サイトでご確認ください。
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