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犬2匹・猫1匹の多頭飼い歴8年。ペットフードアドバイザー。「ペットも家族!」をモットーに、飼い主さんの悩みに寄り添う情報を発信しています。
「ペット保険って本当に必要?」って迷ってる飼い主さん、めちゃくちゃ多いと思います。
正直に言いますね。うちは犬2匹猫1匹の多頭飼いなんですけど、ペット保険に入ってなかったら家計が破綻してたと思います。去年、うちの子が突然の体調不良で緊急手術になったとき、手術代だけで25万円。保険がなかったらと思うとゾッとします。
でも、ペット保険って種類が多すぎてどれを選べばいいか分からないんですよね。特に多頭飼いだと保険料が何倍にもなるから、コスパは死活問題。この記事では、実際に複数の保険を比較検討して加入してきた私が、本音でおすすめプランを紹介します。
ペット保険を選ぶ前に知っておきたい基礎知識
保険会社の比較に入る前に、最低限知っておくべき基礎知識をサクッと解説しますね。ここを飛ばすと、加入後に「こんなはずじゃなかった」ってなりがちなので。
ペット保険の3つの補償タイプ
ペット保険の補償タイプは大きく分けて3つあります。
- フルカバー型:通院・入院・手術すべてをカバー。最も安心だけど保険料は高め
- 手術・入院特化型:手術と入院のみ補償。通院は自費だけど保険料は抑えられる
- 通院特化型:通院のみ補償。日常の小さな病気に強いけど、高額な手術費用はカバーできない
飼い主さんなら分かると思うんですけど、ペットの医療費って「日常の通院」と「突発的な手術・入院」の2パターンがあるんですよね。どちらに備えたいかで選ぶタイプが変わってきます。
個人的には、特に若い子にはフルカバー型をおすすめします。若いうちは保険料が安いし、通院する機会も意外と多いので。
補償割合は50%と70%が主流
ペット保険の補償割合は、治療費のうち保険がカバーしてくれる割合のこと。50%と70%が一般的で、中には100%プランを用意している会社もあります。
当然、補償割合が高いほど保険料も高くなります。50%と70%で迷ったときの考え方はこう。
- 70%がおすすめな人:急な出費に弱い、貯蓄が少ない、心配性
- 50%がおすすめな人:ある程度の貯蓄がある、保険料を抑えたい
うちは多頭飼いで保険料がかさむので、メインの子は70%、比較的若い子は50%、という使い分けをしています。
「免責金額」に要注意
免責金額とは、保険が適用される前に自分で払う金額のこと。たとえば免責金額が5,000円の場合、治療費が4,000円なら保険は1円も出ません。8,000円なら、5,000円を引いた3,000円に対して補償割合が適用されます。
保険料が安いプランには免責金額が設定されていることが多いので、「安い!」と飛びつく前に必ず確認してください。通院が多い子だと、免責金額のせいで結局ほとんど保険を使えなかった…なんてことになりかねません。
加入前に確認すべき「待機期間」
ペット保険に加入してから、実際に補償が開始されるまでの期間を「待機期間」と言います。一般的には以下の通り。
- 病気:30日間の待機期間が一般的
- ケガ:待機期間なし、または15日間程度
- がん:60~120日間と長めに設定されていることが多い
「病気になってから慌てて加入しても間に合わない」ということ。だからこそ、健康なうちに入っておくのが鉄則なんです。
年齢制限と更新時の注意
ほとんどのペット保険には新規加入の年齢制限があります。犬・猫ともに7~12歳くらいまでが新規加入の上限。シニアになってからだと選べる保険が限られてしまうので、早めの加入が有利です。
また、更新時に「前年に請求した病気は翌年から補償対象外」になったり、保険料が大幅に上がったりするケースもあるので、契約前に更新条件はしっかり確認しておきましょう。
ペット保険おすすめ7社を徹底比較
それではここからが本題。実際に検討・利用してきた経験をもとに、おすすめの7社を紹介します。
アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
おすすめ度:★★★★★
ペット保険のシェアNo.1。「ペット保険といえばアニコム」と言っても過言ではないくらい、知名度と実績がある保険会社です。
- 補償タイプ:フルカバー型(通院・入院・手術)
- 補償割合:70%プラン・50%プラン
- 通院:年間20日まで、1日あたり14,000円まで
- 入院:年間20日まで、1日あたり14,000円まで
- 手術:年2回まで、1回あたり140,000円まで
- 待機期間:病気30日、ケガなし
- 免責金額:なし
- 窓口精算:対応(全国6,500以上の病院)
最大の魅力は窓口精算に対応していること。動物病院の窓口で保険証を見せるだけで、自己負担分だけの支払いでOK。後から請求書を送って…という手間がないのは本当にラクです。うちのかかりつけ病院もアニコム対応だったので、これが決め手になりました。
ただし、保険料は業界の中ではやや高め。多頭飼いだと「多頭飼い割引」が適用されて月600円ほど安くなるけど、3匹分だとそれでもなかなかの金額になります。
アイペット損保「うちの子」
おすすめ度:★★★★★
アニコムに次ぐ業界2位の大手。窓口精算に対応しているのはアニコムとアイペットだけなので、窓口精算を重視する人には有力な選択肢です。
- 補償タイプ:フルカバー型(通院・入院・手術)
- 補償割合:70%プラン・50%プラン
- 通院:年間22日まで、1日あたり12,000円まで
- 入院:年間22日まで、1日あたり30,000円まで
- 手術:年2回まで、1回あたり150,000円まで
- 待機期間:なし
- 免責金額:なし
- 窓口精算:対応
注目すべきは待機期間がないこと。加入してすぐに補償が始まるのは安心感があります。また、入院の1日あたりの上限額が30,000円とアニコムより高いので、入院が長引いた場合に心強い。
「うちの子ライト」という手術・入院特化型のプランもあって、こちらは保険料がかなり抑えられます。通院はそこまで多くないけど万が一の手術に備えたい、という人にはライトプランがコスパ良好です。
PS保険(ペットメディカルサポート)
おすすめ度:★★★★★
正直、コスパで選ぶならPS保険が最強だと思っています。補償内容がしっかりしているのに保険料が安い。多頭飼いの私にはこれが一番ありがたい。
- 補償タイプ:フルカバー型(通院・入院・手術)
- 補償割合:100%・70%・50%プラン
- 通院:年間20日まで、1日あたり10,000円まで
- 入院:年間30日まで、1日あたり20,000円まで
- 手術:年2回まで、1回あたり100,000円まで
- 待機期間:なし
- 免責金額:なし
- 窓口精算:非対応(後日請求)
100%補償プランがあるのはかなりレア。「治療費を全額カバーしてほしい」という人には嬉しい選択肢です。入院が年30日まで補償されるのも、長期入院になったときに助かるポイント。
デメリットは窓口精算に対応していないこと。治療費を一度全額立て替えて、後から保険金を請求する必要があります。でも、最近はWebやアプリで簡単に請求できるようになっているので、そこまで手間ではないかな。
楽天ペット保険(楽天損保)
おすすめ度:★★★★☆
楽天経済圏で生活している飼い主さんなら注目したい保険。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まるのが地味に嬉しいです。
- 補償タイプ:フルカバー型、手術・入院型
- 補償割合:70%プラン・50%プラン
- 通院:フルカバー型の場合、年間限度額内で制限なし
- 入院:フルカバー型の場合、年間限度額内で制限なし
- 手術:フルカバー型の場合、年間限度額内で制限なし
- 待機期間:病気30日、ケガなし
- 免責金額:なし(プランによる)
- 窓口精算:非対応
楽天ペット保険の特徴は「年間限度額制」を採用しているプランがあること。1日あたりの上限や年間日数の制限がなく、年間の限度額(たとえば70%プランなら年間70万円まで)の範囲内なら何回でも使えます。
通院回数が多い子にとっては「年20日まで」みたいな日数制限がないのは心強い。ただ、年間限度額に達するとそこで打ち止めになるので、大きな手術が重なると足りなくなる可能性はあります。
FPC(フリーペットほけん)
おすすめ度:★★★★☆
「とにかく保険料を安く抑えたい」という飼い主さんには、FPCが候補に入ってきます。業界でもトップクラスの保険料の安さが最大の武器。
- 補償タイプ:フルカバー型(通院・入院・手術)
- 補償割合:70%・50%プラン
- 通院:年間30日まで、1日あたり12,500円まで
- 入院:年間3入院まで、1入院あたり125,000円まで
- 手術:年1回まで、1回あたり100,000円まで
- 待機期間:病気30日、ケガなし
- 免責金額:なし
- 窓口精算:非対応
通院が年30日まで補償されるのは業界でも多い方。保険料の安さを考えると、通院メインの使い方にはかなりコスパが良いです。
注意点としては、手術が年1回までという制限。1年に2回以上手術が必要になるケースはそう多くないけど、万が一のときに2回目は自費になることは頭に入れておいてください。
SBIいきいき少短「SBIのペット保険」
おすすめ度:★★★☆☆
SBIグループが提供するペット保険。特に11歳以上のシニアペットでも新規加入できる点が大きな特徴です。
- 補償タイプ:フルカバー型
- 補償割合:70%・50%プラン
- 通院・入院・手術:1日あたり・1回あたりの上限なし、年間限度額制
- 待機期間:病気1ヶ月
- 免責金額:なし
- 窓口精算:非対応
- 新規加入年齢:11歳11ヶ月まで
シニアになってから「やっぱり保険に入っておけばよかった」と後悔する飼い主さんは本当に多い。そんなときにSBIは選択肢に入ってくる貴重な存在。年間限度額制なので使い勝手も良いです。
日本ペット少短「いぬとねこの保険」
おすすめ度:★★★☆☆
プランのカスタマイズ性が高いのが特徴。「通院のみ」「手術のみ」「フルカバー」から選べるだけでなく、補償割合も90%・70%・50%から選択可能。
- 補償タイプ:フルカバー型、通院のみ、手術のみ
- 補償割合:90%・70%・50%プラン
- 通院:年間限度額制(プランによる)
- 入院・手術:年間限度額制(プランによる)
- 待機期間:病気30日、ケガなし
- 免責金額:なし
- 窓口精算:非対応
「通院はあまりしないから手術だけ備えたい」「通院メインで保険を使いたい」など、自分のスタイルに合わせて細かくカスタマイズできるのが魅力。ただ、選択肢が多い分だけ迷いやすいのはデメリットかも。
多頭飼いの保険選び|私の実践パターン
うちの子たちも試行錯誤の末、今のプランに落ち着きました。多頭飼いの方の参考になれば嬉しいです。
多頭飼い割引がある保険を活用する
多頭飼いなら、まず確認したいのが「多頭飼い割引」の有無。記事執筆時点で多頭飼い割引があるのはアニコムなど一部の保険会社です。割引額は月600円程度ですが、3匹×12ヶ月で考えると年間2万円以上の差になることも。
同じ保険会社で統一しなくてもいい
意外と知られていないんですけど、複数の子を飼っていても全員同じ保険に入る必要はありません。うちでは以下のように使い分けています。
- よく通院する子:フルカバー型70%プラン(アニコムやPS保険)
- 健康で通院が少ない子:手術・入院特化型(保険料を抑える)
- シニアの子:フルカバー型70%(手厚い補償を優先)
それぞれの子の年齢・体質・通院頻度に合わせてプランを変えることで、トータルの保険料を最適化できます。
年間トータルコストで比較する
保険料だけで比較するのはNG。大事なのは「年間の保険料」と「実際にもらえる保険金」のバランスです。
たとえば、保険料が月1,000円安くても、通院の上限が低かったり免責金額があったりすると、実際にもらえる保険金が少なくなることも。年間で支払う保険料と、想定される利用頻度でシミュレーションしてみるのがおすすめです。
ペット保険で失敗しないための5つの注意点
注意点1:既往症は補償対象外
加入前にすでに診断されている病気やケガは、基本的に補償対象外です。これはどの保険会社でも共通。だからこそ、健康なうちに加入するのが最善策なんです。
「まだ元気だから大丈夫」と思っているうちに入っておくのが正解。病気になってからでは遅いというのは、うちの子の経験からも断言できます。
注意点2:予防目的の治療は対象外
ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術、歯石除去(予防目的)などは、ほとんどの保険で補償対象外です。これらは「病気の治療」ではなく「予防」に分類されるため。
ペット保険はあくまで「病気やケガの治療費」に備えるもの。予防費用は別途、自分の家計から出す必要があります。
注意点3:更新時の条件変更
前年に多く保険を使った場合、翌年の更新時に「特定の病気を補償対象外にする」「保険料を引き上げる」といった条件変更が行われることがあります。
契約前に「更新時に条件変更があるか」「どのような場合に条件が変わるか」を必ず確認してください。PS保険やFPCなど、更新時の条件変更がない(または少ない)保険会社を選ぶのも一つの手です。
注意点4:請求の手間と期限
窓口精算に対応していない保険の場合、治療費を一度全額立て替えた後、自分で保険金を請求する必要があります。請求には期限があり、一般的には治療日から30日~3年以内(保険会社による)。
うちは最初、レシートをため込んでまとめて請求しようとしたら期限ギリギリになっちゃったことがあります。治療のたびにこまめに請求するクセをつけた方がいいですよ。
注意点5:保険料は年齢とともに上がる
ペット保険の保険料は、ペットの年齢が上がるにつれて高くなるのが一般的。特に7歳を超えたあたりから上昇カーブが急になることが多いです。
加入時の保険料だけで判断せず、5年後・10年後の保険料がいくらになるかも確認しておくと安心。各保険会社のサイトで保険料シミュレーションができるので、ぜひ活用してください。
タイプ別おすすめペット保険まとめ
「結局どれがいいの?」という方のために、タイプ別のおすすめをまとめます。
窓口精算で楽に使いたい人
アニコム「どうぶつ健保ふぁみりぃ」またはアイペット「うちの子」
窓口精算に対応しているのはこの2社だけ。動物病院の窓口で保険証を見せるだけでOKという手軽さは、通院回数が多い子には本当にありがたい。保険料は高めだけど、手間を考えると十分にペイします。
とにかくコスパ重視の人
PS保険またはFPC
保険料の安さと補償内容のバランスが良い2社。多頭飼いで保険料の総額を抑えたい人には特におすすめ。PS保険は100%補償プランもあるので、選択肢の幅が広いです。
楽天ポイントを貯めたい人
楽天ペット保険
楽天経済圏の人なら迷わずこれ。年間限度額制で通院回数の制限がないのも、使い勝手がいいポイント。
シニアペットの飼い主さん
SBIいきいき少短
他社で年齢制限に引っかかった場合でも、SBIなら加入できる可能性があります。シニアからの加入でも保険料が比較的リーズナブル。
ペット保険に関するよくある質問
Q. ペット保険は何歳から入るべき?
正直、早ければ早いほどいいです。理由は2つ。若いうちは保険料が安いこと、そして健康なうちなら既往症の制限を受けないこと。生後2~3ヶ月から加入できる保険が多いので、お迎えしたタイミングで検討するのがベストです。
Q. 保険に入らず貯金で備えるのはアリ?
貯金で備える方法もアリだとは思います。ただ、突発的な手術で20~50万円かかることも珍しくないのがペット医療。「貯金があるから大丈夫」と思っていても、予想外のタイミングで大きな出費が発生するリスクは常にあります。
月2,000~3,000円の保険料で「もしもの安心」が買えると考えたら、個人的にはコスパは良いと思いますよ。
Q. 保険の請求って面倒?
窓口精算対応の保険なら、ほぼ手間ゼロ。それ以外の保険でも、最近はスマホアプリやWebから簡単に請求できるようになっています。診療明細書の写真を撮って送るだけ、みたいな感じ。
ただ、紙の書類を郵送しないといけない保険会社もまだあるので、請求方法は加入前に確認しておくのがおすすめです。
Q. 多頭飼いで保険料を節約するコツは?
先ほども書きましたが、全員同じプランにする必要はありません。それぞれの子の健康状態や年齢に合わせてプランを変えることで、トータルの保険料を最適化できます。
また、年払いにすると月払いより5~10%安くなる保険会社が多いので、予算に余裕があるなら年払いも検討してみてください。
まとめ|ペット保険は「備え」であり「安心」
ペット保険は「使わなかったらもったいない」と思われがちだけど、正直に言うと、使わないに越したことはないんですよね。愛犬・愛猫が健康でいてくれることが一番の幸せ。
でも、万が一のときに「お金がないから治療を諦める」なんて選択は絶対にしたくない。ペット保険はそのための「安心」を買うものだと私は思っています。
多頭飼いの我が家では、8年間で保険に何度も助けられてきました。飼い主さんなら分かると思うんですけど、大切な家族の健康に関わることだから、保険選びは慎重にいきたいですよね。
この記事が、あなたとあなたの大切なペットにぴったりの保険を見つけるお手伝いになれば嬉しいです。
※記事内の補償内容・保険料は記事執筆時点のものです。最新の情報は各保険会社の公式サイトでご確認ください。ペット保険の基礎知識については金融庁の保険に関するページも参考になります。また、ペットの健康管理全般については公益社団法人 日本獣医師会のサイトもあわせてご覧ください。
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