「うちの子ももう10歳だけど、今からペット保険に入れるの?」という疑問をお持ちの飼い主さんは多いのではないでしょうか。
結論から言うと、入れる保険はあります。ただし、選択肢は若い頃に比べるとかなり限られますし、保険料も高くなります。しかし高齢期は病気のリスクが急増する時期であり、「入っておけばよかった…」と後悔する飼い主さんが非常に多いのも事実です。
この記事では、シニア犬・シニア猫でも加入できるペット保険を6社厳選して紹介します。それぞれの加入年齢上限・補償内容・保険料の特徴を比較しながら、高齢ペットに最適な保険の選び方を丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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高齢ペットの医療費、実際どれくらいかかる?
まず現実を知っておきましょう。シニア期に入ると、以下のような病気のリスクが高まります。
犬の場合
- がん:手術+抗がん剤で30〜100万円
- 僧帽弁閉鎖不全症:手術で100〜200万円
- 椎間板ヘルニア:手術で20〜50万円
- 腎不全:通院治療で月2〜5万円が継続的に
- 白内障:手術で片目15〜30万円
猫の場合
- 慢性腎臓病:通院治療で月1〜5万円が継続的に
- がん(リンパ腫など):治療で20〜80万円
- 甲状腺機能亢進症:月1〜3万円が継続的に
- 糖尿病:インスリン代+通院で月2〜4万円
特に慢性疾患は毎月の通院費が積み重なるため、トータルで見ると非常に高額になります。1回の治療費が数十万円に達することも珍しくないのがシニア期の特徴です。
高齢ペットの保険選び、ここをチェック!
1. 新規加入の年齢上限
保険によって新規加入できる上限年齢が異なります。一般的には7〜12歳程度ですが、中には年齢制限なしの保険もあります。愛犬・愛猫の年齢に合わせて、まず「そもそも加入できるかどうか」を確認しましょう。
2. 通院補償があるか
シニア期は入院・手術だけでなく、慢性疾患の通院が増えます。通院補償がない保険だと、毎月の通院費がカバーされず保険の恩恵を感じにくいため、高齢ペットこそ通院補償は必須と考えて良いでしょう。

3. 更新時の条件変更
加入時は良い条件でも、更新時に「この病気は補償対象外」「保険料を大幅値上げ」と条件が変わるケースがあります。更新時の条件変更ルールは加入前に必ず確認しておきましょう。
4. 待機期間
加入後すぐに補償が始まるわけではなく、30日〜90日程度の待機期間がある保険がほとんどです。特にがんは90日待機が一般的です。高齢ペットは「今すぐ保険が必要」というケースもあるため、待機期間の長さは要チェックです。
5. 年齢による保険料の上がり方
多くの保険は年齢が上がるほど保険料が高くなります。10歳以降の保険料がいくらになるか、シミュレーションしてから加入することが重要です。保険料が上がりすぎて続けられなくなったら、加入した意味がなくなってしまいます。
高齢ペットにおすすめのペット保険6選
1. PS保険(ペットメディカルサポート)
高齢ペット保険の大本命とも言える存在です。新規加入は8歳11ヶ月まで可能で、一度加入すれば終身更新が可能です。通院・入院・手術をフルカバーし、保険料の値上がりも比較的緩やかです。補償割合は50%・70%・100%から選べて、免責金額なしなのも嬉しいポイントです。
加入上限:8歳11ヶ月
補償:通院・入院・手術
特徴:免責なし、終身更新、車椅子補償付き
2. アニコム損保 どうぶつ健保ふぁみりぃ
ペット保険シェアNo.1の安定感があります。新規加入は7歳11ヶ月までで、加入後は終身更新が可能です。全国の動物病院で窓口精算ができるのが最大の強みで、対応病院は7,000件以上にのぼります。立替なしで保険が使えるため、通院頻度が高いシニアペットには特にありがたい保険です。
加入上限:7歳11ヶ月
補償:通院・入院・手術
特徴:窓口精算対応、シェアNo.1、腸内フローラ測定付き

3. SBIいきいき少額短期保険
11歳11ヶ月まで新規加入が可能という、かなり遅い年齢でも入れる保険です。プランは50%・70%から選択可能で、通院・入院・手術をカバーしています。保険料も高齢期としてはリーズナブルで、Web申込で手続きも簡単です。
加入上限:11歳11ヶ月
補償:通院・入院・手術
特徴:高齢でも加入可、リーズナブル
4. アイペット損保 うちの子
うちの子ライトは年齢制限なしで新規加入が可能で、高齢ペット向けとしても門戸が開かれています。アニコムに次ぐ窓口精算対応数で利便性が高く、通院・入院・手術をフルカバーしています。70%・50%プランが用意されています。
加入上限:うちの子ライトは年齢制限なし(うちの子30%プランは12歳11ヶ月まで)
補償:通院・入院・手術
特徴:窓口精算対応、高齢加入OK
5. ペット&ファミリー損保 げんきナンバーわんスリム
新規加入は7歳11ヶ月までです。最大の特徴は、10歳以降の保険料が上がらず一定になることです。シニア期のランニングコストが読みやすく、長期で加入する前提なら非常にお得な保険です。免責金額は3,000円(プラン70の場合)が設定されています。
加入上限:7歳11ヶ月
補償:通院・入院・手術
特徴:10歳以降保険料一定、年間限度額方式
6. 楽天ペット保険(楽天少額短期保険)
新規加入は10歳11ヶ月まで可能です。通院・入院・手術をカバーし、楽天ポイントが貯まるのも嬉しいポイントです。保険料は比較的リーズナブルで、楽天経済圏を利用している飼い主さんにはメリットが大きい保険です。
加入上限:10歳11ヶ月
補償:通院・入院・手術
特徴:楽天ポイント付与、比較的安い保険料
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高齢ペットの保険加入、よくある疑問
Q. 持病があっても入れる?
保険会社によりますが、持病がある場合は「その病気は補償対象外」という条件付きで加入できることが多いです。完全に加入不可ということは少ないですが、告知内容によっては断られることもあります。正直に告知することが大前提です。
Q. 加入後に保険料はどれくらい上がる?
一般的に、10歳以降は保険料がかなり高くなります。月5,000〜10,000円以上になることもありますが、ペット&ファミリーのように10歳以降は保険料が一定の保険もあるため、加入時にしっかりシミュレーションしましょう。

Q. 保険に入るのと貯金するの、どっちがいい?
これは難しい問題です。月々の保険料を貯金に回して「いざという時の医療費に充てる」という考え方もあります。ただし、がんの手術で50万円、心臓手術で100万円のような高額治療が必要になった時、貯金で対応できるかどうかがポイントです。不安なら保険、まとまった貯蓄があるなら自己負担という判断で問題ありません。
Q. 何歳から「高齢」なの?
犬は大型犬で5〜6歳、中型犬で7歳、小型犬で7〜8歳くらいからシニア期に入ると言われています。猫は7〜8歳くらいからです。ただし個体差が大きいため、年齢だけでなく健康状態も含めて判断しましょう。
高齢ペットの保険加入で失敗しないために
「安さ」だけで選ばない
保険料が安い保険は、補償内容が薄かったり免責金額が高かったりすることが多いです。特に高齢ペットは使う頻度が高いため、補償内容の充実度を重視して選ぶことが大切です。
通院補償は必須と考える
「手術の時だけカバーされればいい」と思いがちですが、シニア期は慢性疾患で月数回通院するケースが多くなります。年間の通院費が10〜30万円になることも珍しくないため、通院補償ありの保険を強くおすすめします。
早めに動く
「もう少し考えてから…」と先延ばしにしている間に年齢上限を超えたり、病気になって加入条件が厳しくなったりする可能性があります。検討しているなら、早めに資料請求や見積もりをしましょう。
まとめ:シニア期からでも遅くない
高齢ペットの保険選びは、若い頃ほど選択肢は多くありません。しかし「入れる保険がない」わけではなく、シニア期だからこそ保険の恩恵を受けやすい時期でもあります。
今回紹介した6社はどれもシニアペットに対応した実績のある保険です。愛犬・愛猫の年齢と健康状態に合わせて、まずは複数社の見積もりを比較してみてください。大切な家族の健康を、お金の心配なく守れるようにしてあげましょう。

参考リンク:
- 日本獣医師会
- ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査
- 金融庁 保険商品に関する情報(www.fsa.go.jp・サイト終了)
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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