愛犬が7歳を超えたあたりから、「そろそろシニア用フードに変えた方がいいのかな」と考え始める飼い主さんは多いのではないでしょうか。年齢とともに食欲や体力の変化は少しずつ現れてきます。
シニア犬は代謝が落ち、消化機能が弱くなり、関節や腎臓にも不安が出てきます。若い頃と同じフードを与え続けていると、肥満や栄養バランスの偏りにつながる可能性があります。愛犬の年齢に合わせたフード選びが、健康寿命を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、シニア犬の体に優しいドッグフードを10個厳選してご紹介します。高齢犬ならではの食事の悩みにもしっかりお答えしていきますので、ぜひ最後までお読みください。

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犬は何歳からシニア?年齢の目安
「シニア犬」の定義は犬のサイズによって異なります。一般的な目安は以下の通りです。
- 小型犬(10kg未満):10歳頃からシニア
- 中型犬(10〜25kg):8歳頃からシニア
- 大型犬(25kg以上):6〜7歳頃からシニア
大型犬の方が早く老化が始まるのは、体への負担が大きいためです。サイズが大きいほど心臓や関節への負荷が大きく、体の老化が進みやすい傾向にあります。
ただし、年齢だけで機械的に判断するのではなく、「最近散歩で疲れやすくなった」「食欲が落ちた」「毛ヅヤがなくなった」といった変化が出てきたタイミングで、フードの見直しを検討するのがおすすめです。
シニア犬用フードの選び方4つのポイント
1. 低カロリー・高タンパクであること
シニア犬は基礎代謝が落ちるため、若い頃と同じカロリーを摂取すると太りやすくなります。しかし、タンパク質を減らしすぎると筋肉量が低下し、さらに代謝が下がるという悪循環に陥ります。「低カロリーだけどタンパク質はしっかり」というバランスが理想的です。
2. 関節ケア成分が入っている
グルコサミン、コンドロイチン、MSMなどの関節サポート成分が配合されているフードがおすすめです。シニア犬の多くが関節に問題を抱えており、フードから日常的にケアできるのは大きなメリットです。
3. 消化に配慮されている
加齢とともに消化機能は低下します。消化しやすい原材料を使用していたり、プロバイオティクス(乳酸菌など)が配合されていたりするフードを選びましょう。食物繊維のバランスも大切で、多すぎても少なすぎても良くありません。
4. 抗酸化成分が含まれている
ビタミンE、ビタミンC、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、老化の原因となる活性酸素から体を守ってくれます。ブルーベリーやクランベリーが配合されているフードには、天然の抗酸化成分が期待できます。
シニア犬のフード選びは「低カロリー・高タンパク」「関節ケア」「消化配慮」「抗酸化成分」の4つが柱です。

シニア犬用ドッグフードおすすめ10選
1. ピッコロ
シニア犬専用に設計されたイギリス産フードです。チキンとサーモンで70%を占める高タンパク設計でありながら、カロリーは控えめに抑えられています。グルコサミン・コンドロイチン・MSMの関節ケア3成分を全て配合しており、シニア犬用フードの定番的存在です。
2. モグワン(全年齢対応)
全年齢対応フードですが、低脂肪で関節ケア成分も含まれているためシニア犬にも適しています。チキン&サーモンの高タンパク配合で、筋肉量の維持をサポートします。給餌量を調整すればカロリーコントロールもしやすいフードです。
3. ロイヤルカナン エイジングケア
犬種やサイズ別のシニアフードが充実しているのが強みです。小型犬用、中型犬用、大型犬用でそれぞれ栄養バランスが異なります。腎臓への負担を考慮してリンの含有量を調整している点も、シニア犬にはありがたいポイントです。
4. ヒルズ サイエンスダイエット シニア
獣医師推奨率の高いブランドです。7歳以上用、11歳以上用、13歳以上用と年齢に合わせた細かいラインナップが用意されています。L-カルニチンで脂肪燃焼をサポートし、抗酸化ブレンドで免疫力維持にも配慮されています。
5. このこのごはん(全年齢対応)
低脂肪の鶏ささみがメインのため、太りやすいシニア犬にもおすすめです。乳酸菌配合で消化にも優しい設計です。国産・無添加にこだわる飼い主さんから支持されており、小型のシニア犬に特に人気があります。

6. ナチュラルハーベスト シニア
低カロリー・低脂肪の代表格です。アメリカで企画・日本向けに製造されたフードで、体重管理が必要なシニア犬に向いています。L-カルニチンとCLA配合で、脂肪を効率よくエネルギーに変換する設計です。
7. アカナ シニア
動物性原料を60%使用した高品質フードです。カロリーを抑えつつもタンパク質はしっかり33%確保しています。放し飼いの鶏肉や天然魚を使用しており、原材料の質は折り紙つきです。
8. ニュートロ シュプレモ エイジングケア
チキン・ラム・ダックの3種の動物性タンパク質を使用しています。ヒマワリ油やチアシードからオメガ3・6脂肪酸を摂取でき、皮膚被毛の健康維持に役立ちます。コスパと品質のバランスが良く、続けやすい価格帯なのも魅力です。
9. ペロリコ
低カロリー・低脂肪にこだわったシニア向けフードです。チキン、ダック、白身魚を使用し、脂質はわずか8%以下に抑えられています。それでいてタンパク質は22.5%しっかり確保されています。サツマイモやカボチャの食物繊維で腸内環境もサポートしてくれます。
10. UMAKA(うまか)(全年齢対応)
九州産華味鳥を使った国産フードです。グルコサミン・コンドロイチン配合で関節ケアもカバーしています。ビフィズス菌とオリゴ糖のダブル配合で消化にも優しい設計です。全年齢対応のため、成犬の頃から使っていれば切り替えの手間がかかりません。
シニア犬のフード、ドライとウェットどちらが良い?
愛犬の状態によって使い分けるのがベストです。
ドライフードが向いている場合:
- 歯がまだしっかりしている
- 食欲がある程度ある
- コスパを重視したい
ウェットフードが向いている場合:
- 歯が弱くなって噛む力が落ちている
- 水をあまり飲まない(腎臓への負担を減らしたい)
- 食欲が極端に落ちている
ドライフードをぬるま湯でふやかして与える方法もおすすめです。消化しやすくなる上に香りが立つため、食いつきが改善されることも多いです。コスト面でもウェットフードより負担が少なくなります。

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シニア犬によくある食事の悩みQ&A
Q. 食欲がなくて食べてくれない
シニア犬の食欲低下は珍しくありませんが、急に食べなくなった場合は病気の可能性もあります。まずは獣医師に相談してください。病気ではない場合は、フードを温めて香りを立たせたり、ウェットフードをトッピングしたり、鶏のスープをかけたりすると食べてくれることがあります。
Q. 太ってきたけど、フードを減らしていい?
単純に量を減らすと、必要な栄養素まで不足してしまう可能性があります。量を減らすのではなく、低カロリーのシニア用フードに切り替える方が栄養バランスを維持できます。それでも太る場合は、おやつの量を見直してみてください。
Q. 手作りごはんに変えた方がいい?
手作りごはんは愛情たっぷりですが、栄養バランスの管理が非常に難しいのが現実です。特にシニア犬はカルシウムやリンのバランスが重要で、素人が完璧にコントロールするのはほぼ不可能です。手作りに挑戦したい場合は、獣医栄養学の専門家に相談してから始めましょう。
シニア犬の食欲低下や急激な体重変化は、病気のサインである可能性があります。気になる変化があれば、早めに獣医師の診察を受けてください。
フードの切り替え方
シニア犬はお腹が敏感になっていることが多いため、フードの切り替えは通常よりもゆっくり、10〜14日かけて行うことをおすすめします。
- 1〜3日目:新フード25% + 旧フード75%
- 4〜7日目:新フード50% + 旧フード50%
- 8〜10日目:新フード75% + 旧フード25%
- 11日目以降:新フード100%
切り替え中に便の状態や食欲に異変が見られた場合は、ペースを落として様子を見てください。
まとめ:シニア犬の食事は「質」で選ぼう
シニア犬の食事で最も大切なのは、「量」ではなく「質」です。少ない量でもしっかり栄養が摂れる質の高いフードを選ぶことが、愛犬の健康寿命を延ばすことにつながります。
- シニア専用No.1:ピッコロ(関節ケア3成分配合)
- 総合力:モグワン(全年齢対応で使いやすい)
- 獣医師推奨:ロイヤルカナン、ヒルズ
- 国産無添加:このこのごはん、UMAKA
- 低カロリー重視:ペロリコ、ナチュラルハーベスト
年齢を重ねても、おいしそうにごはんを食べる愛犬の姿は飼い主にとって何よりの喜びです。この記事で紹介した10選の中から、愛犬にぴったりのフードを見つけてあげてください。

参考リンク:
日本獣医師会
一般社団法人ペットフード協会
環境省 動物愛護管理室
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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