ペットを飼い始めたとき、「もっと早く知っておけばよかった…」と後悔する場面は意外と多いものです。
特に初めてペットを迎える方は、しつけや食事、健康管理など分からないことだらけで不安を感じることも少なくないでしょう。
この記事では、ペット初心者がやりがちな失敗を15個ピックアップして、それぞれの対策も合わせて紹介します。先輩飼い主たちの経験から学んで、同じ失敗を防ぎましょう。

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【お迎え・準備編】
失敗1:衝動買いでペットを迎えてしまう
ペットショップで可愛い子犬や子猫を見ると、つい「この子を連れて帰りたい!」という気持ちになります。しかし、ペットは15年以上一緒に暮らす家族です。慎重に検討することが大切です。
対策:
- 最低でも1週間は考える時間を設けましょう
- 飼育費用、住環境、ライフスタイルとの相性を冷静に検討してください
- 家族全員の同意とアレルギーチェックは必須です
- 犬種・猫種の特性をしっかり調べましょう(性格、運動量、かかりやすい病気など)
失敗2:必要なグッズを揃えずにお迎えする
「まあ、なんとかなるでしょ」でペットを連れて帰り、深夜にあわててペットシーツやフードを買いに走るパターンは多くの飼い主さんが経験しています。
対策:
- フード、トイレ用品、ケージ、食器、水飲み、寝床は最低限お迎え前に揃えておきましょう
- お迎え元で食べていたフードを事前に確認して同じものを用意してください
- かかりつけ動物病院も事前に決めておくことをおすすめします
失敗3:部屋の安全対策をしていない
子犬・子猫は好奇心の塊です。何でも噛み、何でも食べ、どこでも入り込みます。
よくある事故:
- 電気コードを噛んで感電
- ヘアゴムやボタンを飲み込んで腸閉塞
- チョコレートや玉ねぎの誤食
- 窓からの脱走(猫)
- 浴槽への転落
対策:コードカバー、ゴミ箱のフタ付き化、危険物の収納、脱走防止ネットの設置をお迎え前に済ませてください。ペットを飼い始める前の準備は以下の記事でも詳しくまとめています。

【しつけ編】
失敗4:しつけを後回しにする
「まだ赤ちゃんだからしつけは可哀想」と先延ばしにして、気づいたら問題行動が定着しているケースは非常に多いです。犬の場合は特に、子犬の時期(社会化期:生後3〜14週頃)がしつけのゴールデンタイムです。
対策:
- トイレトレーニングはお迎え初日から始めましょう
- 社会化(さまざまな人、犬、音、場所に慣らす)は早めに取り組んでください
- 「座れ」「待て」など基本的なコマンドは子犬のうちに教えておきましょう
- 分からなければパピー教室やドッグトレーナーの活用も有効です


失敗5:叱り方を間違える
大声で怒鳴る、叩く、鼻先をデコピンする…。これらはすべてNGです。犬はなぜ怒られているか理解できず、恐怖心を植え付けるだけです。信頼関係が壊れて問題行動がさらに悪化します。
対策:
- 「正しい行動をしたら褒める」ポジティブトレーニングが基本です
- ダメなことをしたら「無視する」「その場から離す」で対応しましょう
- 叱るなら低い声で短く「ダメ」と一言だけ。長々と説教しても伝わりません
失敗6:甘やかしすぎる
可愛いからつい何でも許してしまう気持ちは理解できます。しかし、「要求吠えに毎回応える」「人間の食べ物をあげる」といった対応は、犬にとっても不幸なことです。ルールがない生活は犬にとって不安の元になります。
対策:家族全員で「やっていいこと・ダメなこと」のルールを統一しましょう。一貫性が最も大切です。
【食事編】
失敗7:人間の食べ物を安易にあげる
「ちょっとくらい大丈夫でしょ」という考えが一番危険です。チョコレート、玉ねぎ、ぶどう、キシリトールなど、人間には普通でも犬猫には致死量になりうる食材が存在します。
対策:
- 犬猫が食べてはいけない食材リストを家族全員で共有しましょう
- 食卓の食べ物を放置しないようにしてください
- 来客にも「あげないでください」と必ず伝えましょう
失敗8:フードの量を目分量であげる
「だいたいこのくらいかな」でフードをあげていると、ほとんどの場合は多めになります。結果として肥満に直結します。
対策:
- フードのパッケージに記載されている給餌量の目安を確認しましょう
- 計量カップやキッチンスケールで毎回きちんと計ってください
- おやつは1日の摂取カロリーの10%以内に抑えましょう
- 太ってきた場合は獣医師に相談して量を調整してください
失敗9:フードを急に変える
新しいフードをいきなり100%に切り替えると、下痢や嘔吐を起こすことが多いです。
対策:7〜10日かけて、旧フードに新フードを少しずつ混ぜて段階的に移行しましょう。


【健康管理編】
失敗10:予防接種やフィラリア予防を怠る
「室内飼いだから大丈夫」というのは大きな間違いです。室内にいても感染リスクはあります。特に犬のフィラリア症は蚊に刺されるだけで感染し、治療が困難で命に関わる病気です。
対策:
- 狂犬病ワクチンは法律で義務付けられています(犬のみ)
- 混合ワクチンは獣医師と相談してスケジュールを決めましょう
- フィラリア予防は蚊の出る時期に毎月確実に行ってください
- ノミ・ダニ予防も忘れずに実施しましょう
失敗11:体調不良を「様子見」しすぎる
「元気ないけど、もう少し様子を見よう」と数日放置して症状が悪化してから病院に駆け込むケースは非常に危険です。動物は不調を隠す傾向があるため、飼い主が気づいた時点で実はかなり辛い状態であることが多いです。
対策:
- 食欲がない、元気がない、下痢・嘔吐が続くなどの異変があったら早めに受診しましょう
- 「この程度で病院に行っていいのかな」と思ったら、電話で相談するだけでもOKです
- 夜間救急病院の連絡先は事前に控えておいてください
失敗12:デンタルケアをしない
歯磨きをしない飼い主さんは実は非常に多いのですが、3歳以上の犬猫の約8割が歯周病予備軍です。歯周病は口の中だけの問題ではなく、心臓や腎臓にも悪影響を及ぼします。
対策:できれば毎日、最低でも週3回の歯磨きを習慣にしましょう。子犬・子猫のうちから口周りを触られることに慣らしておくことが重要です。犬の歯磨きのやり方は以下の記事で完全ガイドしています。



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【生活環境・メンタル編】
失敗13:運動不足にさせる
「仕事が忙しいから散歩は週末だけ」という状況はかなりの問題です。犬にとって散歩は生活の質に直結する最重要イベントです。運動不足は肥満だけでなく、ストレスによる問題行動(無駄吠え、破壊行動、攻撃性)の原因にもなります。
対策:
- 犬は最低でも1日2回の散歩が必要です(犬種に合った時間・距離で)
- 猫は室内で上下運動できる環境(キャットタワーなど)と遊びの時間を確保しましょう
- 忙しい日は室内遊び(引っ張りっこ、ノーズワークなど)で補ってください


失敗14:構いすぎる or 構わなすぎる
ペットが可愛すぎて四六時中構いまくると、飼い主がいないと不安になる「分離不安」につながることがあります。逆に、放置しすぎるとストレスや信頼関係の欠如を招きます。
対策:
- ペットが一人で過ごす時間も大切にしましょう
- ペットの方から寄ってきたときにたっぷりスキンシップをしてください
- 「構う時間」と「放っておく時間」のバランスを意識することが大切です
失敗15:飼育費用を甘く見る
ペットの生涯にかかる費用は、犬で200万〜400万円、猫で100万〜250万円といわれています。特に予想外の出費として痛いのが医療費です。手術や入院が必要になると、一度に数十万円かかることもあります。ペット保険の確定申告と税金の関係は以下の記事で解説しています。



対策:
- ペット保険の加入を検討しましょう(若いうちに入ったほうが保険料が安くなります)
- ペット用の貯金を毎月少額でも始めておきましょう
- 年間の飼育費用を見積もって、家計に組み込んでおくことが大切です
失敗しても自分を責めすぎないでください
ここまで15個の失敗を紹介しましたが、完璧な飼い主など存在しません。誰もが試行錯誤しながら、少しずつ「良い飼い主」になっていくものです。
失敗してしまったとしても、そこから学んで改善すれば大丈夫です。大事なのは、ペットのことを想って「もっと良くしてあげたい」と思う気持ちです。
この記事を読んでいる時点で、あなたは十分に愛情を持った飼い主さんだといえます。
まとめ:知識があれば防げる失敗がほとんど
ペット初心者がやりがちな失敗の多くは、事前に知っていれば防げるものです。
- お迎え前に十分な準備と下調べをする
- しつけは早めに、ポジティブな方法で行う
- 食事管理は計量と安全な食材の確認を徹底する
- 予防医療と健康チェックは怠らない
- 適切な運動と環境整備を心がける
- 費用計画は余裕を持って立てる
ペットとの生活は本当に楽しく、かけがえのないものです。失敗を恐れすぎず、しかし防げる失敗はしっかり防いで、最高のペットライフを送ってください。
ペットの適正飼養について詳しくは環境省 動物の愛護と適切な管理のページが参考になります。しつけや行動の相談は公益社団法人 日本獣医師会で動物行動学に詳しい獣医師を探すことも可能です。ペットの飼育費用の実態調査については一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査が参考になります。
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトや獣医師にご確認ください。
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