「猫のブラッシングってどんなブラシを使えばいいの?」「長毛と短毛で使い分けたほうがいいの?」。愛猫のお手入れをしたいけど、どのブラシが合うのか迷っている飼い主さんは多いですよね。
ブラッシングは抜け毛ケアだけでなく、皮膚の健康チェックやスキンシップとしても大切な時間です。でも、毛質に合わないブラシを使ってしまうと、猫が嫌がって逃げてしまったり、毛や皮膚を傷つけてしまうことも。
この記事では、猫用ブラシの種類と選び方を長毛種・短毛種それぞれの毛質に合わせて解説し、おすすめのブラシタイプをわかりやすく紹介します。

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猫にブラッシングが必要な理由
「猫は自分で毛づくろいするから、ブラッシングしなくても大丈夫でしょ?」と思うかもしれません。たしかに猫はグルーミングが得意な動物ですが、人間がブラッシングでサポートしてあげることで得られるメリットはたくさんあります。
抜け毛を効率的に取り除ける
猫のグルーミングだけでは、抜けた毛を完全に取り除くことはできません。放っておくと毛が絡まって毛玉になったり、飲み込んだ毛が胃の中で固まって毛球症(ヘアボール)の原因になることがあります。定期的なブラッシングで抜け毛を除去してあげれば、毛球症のリスクを下げられます。
皮膚の血行促進と健康チェック
ブラシで優しく毛をとかすことで、皮膚の血行が良くなります。同時に、皮膚に異常がないか(かゆみ・赤み・フケ・しこり・ノミやダニの寄生)をチェックする機会にもなるので、病気の早期発見につながります。
部屋に散らばる抜け毛の軽減
特に換毛期(春と秋)には大量の毛が抜け変わります。ブラッシングで事前に抜け毛をキャッチしておけば、ソファやカーペット、衣類に付く毛の量をかなり減らすことができます。
コミュニケーションとリラックス効果
ブラッシングの時間は、飼い主と猫のスキンシップタイムでもあります。慣れると猫も気持ちよさそうにゴロゴロ言いながらリラックスしてくれます。信頼関係の構築にもつながるので、ぜひ習慣にしたいですね。
ブラッシングの頻度は、短毛種なら週2〜3回、長毛種なら毎日が理想です。換毛期は短毛種でも毎日ブラッシングしてあげると抜け毛の管理がしやすくなります。
猫用ブラシの種類と特徴
猫用ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれ得意とする役割が違います。ここでは代表的なブラシの種類と特徴を紹介します。
スリッカーブラシ
細い金属ピンが密集したブラシで、絡まった毛をほぐしたり、アンダーコート(下毛)の抜け毛を取り除くのが得意です。長毛種のメインブラシとして定番のタイプです。ピン先が丸くなっている「ソフトスリッカー」を選べば、皮膚を傷つけるリスクが減ります。
ラバーブラシ(シリコンブラシ)
柔らかいゴム素材でできたブラシです。短毛種にぴったりで、マッサージ感覚で使えるため猫が嫌がりにくいのが大きなメリット。抜け毛を静電気の力で吸着するように取り除きます。シャンプー時にも使えるタイプがあるので、お風呂用と兼用できて便利です。
コーム(くし)
金属製の細いくしで、毛並みを整えたり、細かい毛のもつれをチェックするのに使います。スリッカーブラシの後に仕上げとして使うのが一般的です。目の粗いものと細かいものがあり、長毛種には目の粗いコームから始めると毛を引っ張りにくいです。
ファーミネーター(アンダーコートリムーバー)
アンダーコートだけを効率的に除去できる専用ブラシです。換毛期にびっくりするほど抜け毛が取れるため人気がありますが、やりすぎると必要な毛まで取りすぎてしまうことがあります。週1〜2回程度の使用が目安です。
ピンブラシ
先端が丸くなったピンが付いたブラシです。毛の表面をなでるように使い、毛のもつれをほぐします。犬用として知られていますが、長毛種の猫にも使えます。ただし抜け毛除去の効率はスリッカーブラシに劣ります。
グローブブラシ(手袋型ブラシ)
手袋のように手にはめて使うブラシです。なでるだけでブラッシングができるため、ブラシに慣れていない猫や、ブラッシングを嫌がる猫にはとても有効です。毛の除去効率は他のブラシタイプに比べると控えめですが、「まずブラッシングに慣れてもらう」という目的にはおすすめです。

長毛種におすすめのブラシと使い方
ペルシャ、ラグドール、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャットなど、長毛種はふわふわの被毛が魅力ですが、毎日のお手入れが欠かせません。放っておくとあっという間に毛玉ができてしまいます。
メインブラシはスリッカーブラシ
長毛種のメインブラシには、ソフトタイプのスリッカーブラシがおすすめです。毛の根元からしっかりと抜け毛を除去でき、絡まりもほぐせます。選ぶときのポイントは以下の通りです。
- ピン先が丸く加工されているもの(皮膚を傷つけにくい)
- ピンの長さがやや長めのもの(被毛の奥まで届く)
- 持ち手がしっかり握れるもの(手が疲れにくい)
仕上げにはコーム
スリッカーブラシで全体をとかした後は、金属コームで毛並みを整えます。目の粗いほうでまず全体をとかし、引っかかるところがなくなったら目の細かいほうで仕上げるのが基本です。
換毛期にはアンダーコートリムーバーをプラス
春と秋の換毛期には、通常のブラッシングに加えてファーミネーターなどのアンダーコートリムーバーを使うと、大量に抜けるアンダーコートを効率よく取り除けます。ただし毎日使うと毛が薄くなりすぎることがあるため、週1〜2回に留めるのがベターです。
長毛種のブラッシングのコツ
- 毛先から少しずつほぐし、いきなり根元からとかさない
- 毛玉を見つけたら、無理に引っ張らずに指でほぐしてからブラシを通す
- お腹・脇の下・耳の後ろは毛玉ができやすいので重点的にケアする
- 1回のブラッシングは5〜10分程度に収め、猫が嫌がる前にやめる
短毛種におすすめのブラシと使い方
アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、ロシアンブルー、アビシニアンなどの短毛種は、長毛種ほどお手入れの頻度は高くありませんが、まったくブラッシングしなくていいわけではありません。
メインブラシはラバーブラシ
短毛種には、シリコンやゴム素材のラバーブラシがぴったりです。柔らかい素材が皮膚を優しくマッサージしながら、浮いた抜け毛を絡め取ってくれます。
- ピンが短めでシリコン製のもの(毛に引っかかりにくい)
- 表面がスムーズなデザインのもの(なでるだけで毛が取れる)
- 丸洗いできるもの(清潔に保ちやすい)
グローブブラシも有効
ブラッシングを嫌がる短毛種の猫には、グローブブラシがおすすめです。飼い主がなでるような感覚で使えるので、猫にストレスを与えにくいのがメリットです。毛の除去量はラバーブラシに劣りますが、「ブラシに慣れさせたい」という段階には最適です。
ダブルコートの短毛種にはスリッカーも
ブリティッシュショートヘアやロシアンブルーなどのダブルコート(上毛+下毛の二重構造)を持つ短毛種は、見た目以上に抜け毛が多いです。換毛期にはラバーブラシだけでは追いつかないことも。そんなときはソフトスリッカーを併用すると効率よくアンダーコートを除去できます。
短毛種のブラッシングのコツ
- 短毛種は皮膚までの距離が近いので、力を入れすぎないこと
- 毛の流れに沿ってブラシを動かす(逆毛にすると嫌がることが多い)
- 週2〜3回、1回3〜5分程度でOK
- ラバーブラシで取った毛はブラシに絡みやすいので、こまめに取り除く

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猫がブラッシングを嫌がるときの対処法
せっかくブラシを買っても、猫が逃げてしまっては意味がありません。ここでは、ブラッシングを嫌がる猫への対処法を紹介します。
まずは「触られること」に慣れさせる
ブラシをいきなり使うのではなく、まずは手で全身をなでることに慣れさせましょう。顎の下や頬、耳の付け根など、猫が気持ちいいと感じる場所から始めると受け入れてもらいやすくなります。
短時間から始める
最初は10秒〜30秒程度で切り上げて、おやつをあげます。「ブラッシング=いいことがある」と覚えてもらうことが大切です。慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
猫がリラックスしているタイミングを狙う
遊んだ後やごはんの後など、猫がまったりしている時間帯がブラッシングのベストタイミングです。興奮しているときや寝起き直後は避けたほうが無難です。
嫌がったらすぐにやめる
尻尾をバタバタ振る、耳を後ろに倒す、体をよじるなどのサインが出たら、無理に続けずストップしましょう。嫌な記憶が残ると、次からますます嫌がるようになってしまいます。
ブラシの清潔な管理方法
ブラッシングで取れた毛をそのままにしておくと、雑菌が繁殖したり、次のブラッシングの効果が落ちたりします。ブラシは使ったらその都度お手入れする習慣をつけましょう。
日常のお手入れ
使用後は毎回、ブラシに絡まった毛を取り除きます。スリッカーブラシの場合は、付属のクリーナーやつまようじを使ってピンの間の毛を掻き出すときれいになります。ラバーブラシは水で軽く洗い流すだけでOKです。
定期的な洗浄
月に1〜2回は、ぬるま湯に中性洗剤を薄めたものでブラシを洗い、しっかり乾燥させましょう。清潔なブラシを使うことが、猫の皮膚の健康を守ることにつながります。
よくある質問
Q. ブラッシングに最適な頻度はどのくらい?
長毛種は毎日、短毛種は週2〜3回が目安です。ただし換毛期(春と秋)は短毛種でも毎日ブラッシングしてあげると、部屋の抜け毛もかなり減ります。
Q. 子猫のうちからブラッシングしたほうがいい?
はい、できれば子猫のうちからブラシに慣れさせておくのがおすすめです。生後2〜3ヶ月頃から、柔らかいブラシで短時間のブラッシングを始めると、成猫になってからも嫌がりにくくなります。
Q. ブラッシングで毛が大量に抜けるのは普通?
換毛期には驚くほどの量の毛が抜けますが、これは正常です。ただし換毛期以外で異常に毛が抜ける場合は、ストレスや皮膚疾患、栄養不足などの可能性もあるため、気になるときは獣医師に相談してみてください。
Q. スリッカーブラシとラバーブラシ、どちらか1つだけ買うならどっち?
長毛種ならスリッカーブラシ、短毛種ならラバーブラシがおすすめです。もし毛質に関係なく1つだけ選ぶなら、多くの猫が受け入れやすいラバーブラシから始めてみるのもありです。

まとめ
猫のブラッシングは、抜け毛ケア・皮膚の健康チェック・毛球症の予防・飼い主とのコミュニケーションと、たくさんのメリットがあります。
大切なのは、猫の毛質に合ったブラシを選ぶこと。長毛種にはスリッカーブラシ+コームの組み合わせ、短毛種にはラバーブラシを基本にするのがおすすめです。そして、猫がリラックスしているタイミングで、短時間から無理なく始めていきましょう。
毎日のちょっとしたブラッシング習慣が、愛猫の健やかな毎日を支えてくれます。ぜひ、うちの子にぴったりのブラシを見つけてあげてください。
参考情報:ヤマダ家電情報サイト – 猫用ブラシのおすすめ、マイベスト – 猫用ブラシのおすすめ人気比較、SAKIDORI – 猫用ブラシのおすすめ10選
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最後までお読みいただきありがとうございます。愛犬のフード選びに迷ったら、こちらの記事もぜひご覧ください。

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